第8回 事故モデル 事故モデル第1(これは高山事件をベースにしていますが、議論がしやすいように抽象化した事故モデルです)。 使用機体は、コンペ機で試作機で、高性能機 バサバサという翼が潰れる音が2度した。 翼が棒を縦にした状態で自由落下した。 議論の前提として、翼が棒を縦にした状態になる前に、”“前後に大きく振られた”と仮定するか、どうか……恵古注*前後に大きく振られないと、翼がパイロットの下に来ることが無いというのであれば、潰れる直前?つぶれた直後?“前後に大きく振られた”と仮定すべきことになる。 両翼は回復したと仮定するのかどうか?……恵古注*翼が潰れたままでは、前後に大きく振られることがなく、振られないと、翼がパイロットの下に来ることが無いというのであれば、潰れる直前?つぶれた直後?“に翼は一旦回復し、前後に大きく振られた”と仮定すべきことになる。 機体は数度,前後に大きく振られ,翼とパイロットの関係が,ライン中心部を支点とした上下ループ状態になり,翼が下部,パイロットが上部状態になり、全体としてのパラグライダーの形状が崩れ、滑空時の重心が崩れ,質量の多いパイロットが早く落ちるため,ゆっくり落ちる翼に包まれた。 その後,質量が大きいパイロットが,質量の小さい翼から,ずり落ち,その過程でラインが体に巻きつき,逆さ吊状態になり、落下した。 画像タイトル:img20030518154357.jpg -(9 KB) No.320 アクロ 名前: 加藤. 上記はAcrobatの写真です。これをやる場合は翼面積を極端に小さくした特注の機体が使用されているはずです。普通の機体でやれば,事故が起きるでしょう。 コンペ機で試作機で、高性能機の場合で、フルグライドで飛行中、片翼が大潰れを起こすと、これに近い状態になり、翼に包まれることになり、その所要時間は2秒とかからないと思われます(目撃者がバサバサという翼が潰れる音を聞いて、そちらを見るまでの所要時間)。 この間第1の回復操作は可能か? 第2の回復操作なら回復できるか?第2の回復操作は本当に事故を防止することができる回復操作といえるか? このような事故を防止するためには? 気流の悪い日には飛ばない? 高性能機は使用しない? |
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